Qhapaq Pretty Daabiの評価関数と教師データを公開します

第2回世界将棋AI電竜戦お疲れ様でした。Qhapaqチームは本大会に「Qhapaq Pretty Daabi(チーム名:トレセン学園将棋部)として参加し、大会総合成績15位+振り飛車最強賞+独創賞をとることができました。

参加、視聴、寄付、運営など本大会を支えてくれた全ての方々への感謝の気持を込めてQPDの評価関数を公開いたします。

 

【評価関数のダウンロードはこちらから】

github.com

 

今回の評価関数はオールラウンダー型です。状況に応じて居飛車振り飛車を使い分ける設計になっています。 やねうら王6.3による vs 水匠4での勝率、及び、振り飛車率(飛車を28から58/68/78/88に動かした棋譜の割合なのでガチの振り飛車じゃないのも含まれてるかも)は以下のとおりです。

 

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各ソフトとの対局結果はQhapaqのHPからもご参照いただけます。一瞬とはいえ(?)SOTAを更新しました。なお、QPDの評価関数名がfuri1016になっていますが、これは開発上の都合によるものです(QPDの誕生日は10月16日だったという話ですな......)

 

 

【QPDの教師データ(ステマ配合の元)】

今回はさらにQPDの学習に用いた教師データと学習ログも共有します。皆で飛車を振りましょう。なお、本データには利用規約があることにご注意ください。利用規約は凄く雑に言えば、「これを使って学習した評価関数を大会に出したり公開する場合はデータを使った旨を書いてくださいね」というものです。QPDのデータがどのように使われたかを開発者が知りたいから用意したものです。皆様の自由な創作を妨げるためのものではないので、困った場合は開発者にご相談いただければ、できるだけご希望に添えるようにいたします。

 

【教師データのダウンロードはこちらから】

github.com

 

本大会ではディープ勢に対して振り飛車で一度も勝つことが出来ませんでしたが、皆の力を合わせれば次こそ振り飛車でディープ勢をボコることができるでしょう。

 

今後共、Qhapaqチームとコンピュータ将棋をよろしくお願い申し上げます。