第4回ABEMAトーナメントを祝しチームバナナがどのぐらいヤバかったかを振り返ってみる
将棋棋士がドラフト会議を行ってチームを作り、戦う。その秀逸なコンセプトにより第3回ABEMAトーナメントは大成功のうちに終わりました。そしてなんと嬉しいことに、2021年には第4回も行われます。将棋ヘッズであれば今頃チームメンバーの表を眺め、どのチームが勝ちそうかを予測していることでしょう。
本稿では第4回ABEMAトーナメント参加チームの勝率を予測するとともに、第3回トーナメントで全参加者に優勝候補と目されそのまま優勝した夢のチーム「バナナ」がどのぐらいやばかったかを振り返ってみたいと思います。
【勝率の予測方法】
コンピュータ上で大会ルール(予選リーグ、本戦トーナメントそれぞれ)に基づいてマッチングを行います。将棋棋士のレーティングサイトから各プレイヤーのレーティングを求め、試合の勝ち負けを各棋士のレート差に基づいて決定します。予選リーグでは得られる点数の期待値を、本戦リーグではチームが勝つ確率を計算します。各プレイヤーの出場順序はランダムで決めます。コンピュータ上で仮想のマッチメイクを10000回行うことで各々のチーム同士の勝率を求めます。
【第4回ABEMAトーナメントの予想優勝チームは......】
予選リーグの期待ポイント数、決勝リーグの勝率は以下になりました。
予選リーグの獲得点数期待値
本戦トーナメントでの勝率
というわけで優勝候補ナンバーワンはチーム豊島です。チームメンバー的にも4強の一角である豊島竜王を筆頭に長年高勝率を維持してきたメンバーが集まっているので納得の布陣と言えましょう。
しかし、この結果を受けて「よし、今年の優勝はチーム豊島だ」と断言してしまうとしたら、それは昨年のトラウマが抜けていないと言えましょう。レーティングで見た強さ3位以下のチームに6割以上の確率で勝つというのはたしかに強いのですが、このぐらいの有利は大会の調子でいくらでもひっくり返るのです。では、昨年圧勝したと言われるチームバナナはどんなもんだったのでしょうか
【アカン、これはアカンよ】
2020年の決勝進出チームを対象に当時のレーティングで勝率を計算した結果がこちらです。チームバナナ=永瀬です
ご覧ください。レーティングの上では2位だったチーム渡辺に対してでさえ7割の確率で勝つという圧倒的な火力を。圧勝とすら言われた前年度の優勝はレーティング1位と2位が一つのチームにいるという暴挙ドリーム構築をもってこそなのです。
【まとめ】
というわけで今年のABEMAトーナメントはどのチームが優勝するか正直読めません。というか去年が異常すぎたと言えましょう。
ああ、大会が今から楽しみだ!