2018-01-01から1年間の記事一覧
まさかのGigazineデビューをしました。ありがとうございます!! gigazine.net 唐突ですが皆様は偉い人の長話に苛々したことはないでしょうか。言いたいことは短いのに枝葉をつけた長文を送られるのにウンザリしたことはないでしょうか。 そんな皆様の声(?…
AlphaZeroの論文が出てきました。arxivに出してた論文はイケてなかったですが今回のはイケてます。 前回の論文に対しては今の御時世でWCSC27のelmoに勝ったぐらいで convincingly defeated a world champion program とか言わないでよとか、投了の基準が900…
平素よりQhapaq Research Labをご愛顧いただきありがとうございます。 コンピュータ将棋の情報を纏めるべく運用を開始したwikiですが、現状記事が集まらなくて苦慮している状態です。 特に大きな問題となっているのは、各ソフトの基本情報が纏めきれていない…
締めきりました。ありがとうございます。 技術書典5で頒布した「科学するコンピュータ将棋」のweb販売を行います。 頒布物のアピール文 techbookfest.org 注意:技術書典4で頒布した科学するコンピュータ将棋を購入された方(現地、web販売問わず)は、科学…
AlphaZeroの論文は世界に衝撃をもたらしました。曰く、ディープラーニングと強化学習で作られた評価関数は激烈に強く、囲碁だけでなく、チェス・将棋でも人間を超え最強のソフトを超えたと。 人間 vs コンピュータに終止符を打ち最後まで絶対的強さを魅せつ…
一瞬バグかと思いましたが、なんと山口さんが記事を投稿してくれました。というわけで、タイトルの通りの記事を技術書典で頒布します。以下、頒布に至るまでのストォリイ。 https://twitter.com/ymg_aq/status/985850934944149506 もし続編が出るなら、「コ…
来週月曜日の技術書典5にQhapaq開発チームも参加します。 イベントのページ: https://techbookfest.org/event/tbf05https://techbookfest.org/event/tbf05/circle/53170003 以下、頒布物について簡単に紹介をさせていただきます。 頒布物は全て電子書籍で…
本稿は技術書典5にて頒布する科学するコンピュータ将棋シリーズの宣伝記事です。 大判解説などの将棋イベントで特に人気があるのが指導対局です。プロ棋士と実際に対局を行い、指し手の良し悪しについて幾つかのアドバイスを貰えるこのイベントは将棋の体験…
棋士ランキング(レーティング)のレーティング最下位は誰でしょう。 長きにわたってこの問の答えは「女流棋士」だったのですがそれも今は昔。2018年になってから女流棋士はそのレートを80超上げる急激な成長を遂げ、レーティング最下位の座を脱出しています…
コンピュータ将棋の纏めサイトを設立しました。 https://www.qhapaq.org/ コンピュータ将棋に関する様々な情報を纏めることを目的としており、現在レーティング、wiki機能が実装されています。 また、公開を記念してillqhaシリーズを改造した評価関数orqhaを…
将棋星人が攻めてきたら地球代表を誰にするか。この問に「豊島棋聖」と答えると「こいつ将棋通だな」と思われることでしょう。というのも、豊島棋聖は非公式の棋士レーティングに於いて長らく頂点に君臨し続けているからです。 豊島棋聖は長きにわたって勝ち…
CentOS(wiki)はそのサポート期間の長さから、企業や大学のサーバによく用いられるOSです。CentOSはパッケージ一つ入れるだけでも検索戦争に耐えねばなりません。というのも、シェアが少ない故に情報に乏しいことに加え、tensorflowなどの近代的なパッケージ…
前回の記事からかなり時間が空いてしまいましたが、引き続きNNUE関数について議論していきます。 現在、まふ氏が作成したNNUE型の評価関数がQQR(KPPT型)とならび、将棋ソフトの評価関数で最強の座についています。学習パラメタなどについては、まふ氏の解…
update 18/06/03 12:00NNUE評価関数とは将棋ソフトの思考エンジン(もとい、局面の良し悪しを評価するための関数)です。NNUE関数は今流行りのニューラルネット(ディープラーニングの小さいやつ)を盤面評価に取り入れており第28回コンピュータ将棋選手権…
表題の通り、今期もコラボ関数を公開します。 Release qhapaq学習機によるコラボ関数群 · qhapaq-49/qhapaq-bin · GitHub qqr_rel.7z が今回の作品です。 関数の正式名称は「クジラのかっぱ巻き関数」です。アルファベット表記ではQzilla-Qhapaq-Roll(略し…
此方からダウンロードできます。今回は定跡は2種類あります Release 定跡のページ · qhapaq-49/qhapaq-bin · GitHub 【Qhapaqが考えたWCSC28の定跡のメタゲーム】 WCSCは計算資源が無制限であるため、長い定跡を作るのはリスキーであると考えていました。序…
長らくおまたせ(?)しましたが、WCSC28で7位入賞を果たした妖怪惑星Qhapaqの評価関数を公開しました。 DLは此方からどうぞ Release qhapaqの評価関数群 · qhapaq-49/qhapaq-bin · GitHub qhwcsc28.7zが妖怪惑星Qhapaqの評価関数です。 【レート測定結果】 …
2018.05.08に修正 第28回世界コンピュータ将棋選手権に妖怪惑星Qhapaqとして参加しました。悲願の決勝リーグ進出を達成し、最終的な順位は7位入賞となりました。応援してくれた方、大会を支えてくれた方、大会を楽しんでくれた方全てにお礼申し上げます。…
技術書典4で頒布した「科学するコンピュータ将棋」のweb販売を行います。 締めきりました。注文された方の中で、DLコードが届いていない、 ダウンロードできないなどの不具合がありましたら、お手数ですが までご連絡ください([atmark]は@に変換してくださ…
藤井四段と羽生三冠のどちらが強いか、流行の人工知能に聞いてみましたの拡張版として、中学生棋士5人の棋力をAIに分析してもらいました。 本稿は4月22日の技術書典4で頒布する「科学するコンピュータ将棋」の一部分となっております。興味がありましたら、…
4月22日に行われる技術書典4にて昨今の将棋ソフトを語りつくす本「科学するコンピュータ将棋」を頒布いたします。約70ページ、700円での頒布を予定(※)しています。 注:電子書籍での販売を予定しています。名刺にQRコードを印刷するような感じです techbook…
将棋ソフト開発者をやっていると当たり前に見えてしまう怪しい用語、これを解りやすくするというミッションを受信したのでやってみます。 コンピュータ将棋用語一覧と意味が整理されているサイトをご存知の方は教えて下さい。Wikipediaでも良いです。 — 阿部…
エイプリルフールだし、WCSC28の決勝リーグへ行くソフト予想という全く当たらない類の予想をしても許されるだろうと言うことでダラダラ書いていきます。 「あのソフト無いよー」的なツッコミは多々あると思いますが、全ソフトについて書くと私の工数削減がマ…
評価関数の学習をやっている人達における、バッチサイズや学習率に関する話は、 アラサー男子の健康トークのような立ち位置であると言えます。 どういう理屈かはさっぱりわからないですが、100万局面づつ更新しながら10セット学習するのと、1000万局面を1…
今や将棋研究のお供の定番である将棋ソフトですが、その裏で初心者の練習相手としても定番になりつつあるようです。駒の動かし方を覚えた人が次にやるべきなのが数練習をすることであり、数をこなす為のモチベーションを維持する際に、無限に遊んでくれてし…